1914年1月12日、鹿児島県の桜島が歴史上最大級の大噴火。
1月12日に始まった噴火は1ヶ月以上も激しい噴火を続けて溶岩が流れました。

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この大噴火で桜島の8つの集落が溶岩や火砕流で壊滅。
逃げ遅れた集落の住人が被災し死者58人、負傷者112人、焼失家屋2000件余り。
あまりの大規模の噴火で鹿児島市街でも避難する人が続出しました。

南東側の噴火口からは大量の溶岩が瀬戸海峡に向かって流れ始め、
その溶岩は瀬戸海峡の海も流れ込み、1月16日からは溶岩が海を埋め始め、
1月16日から2週間で溶岩が大隅半島まで到達して桜島と陸続きになりました。
このときは大量に流れ込んだ溶岩で付近の海水温度が49℃まで上昇したそうです。


0しまむらくん2
歴史上最大規模になった大正の桜島大噴火は2年にわたって噴火が続き、
その噴火で地下の溶岩の位置が変わり、大隅半島から桜島にかけての地域で
地下水が溶岩に熱せられて熱湯になり、井戸水が温泉になってしまいました。
現在も桜島マグマ温泉の名で観光地として親しまれています。